令和元年

元号が変わるなんてそうそう経験できないことだと思うので、今感じたことを書き残しておいてみたりする。

つい1時間くらい前に令和になった訳だけど、まるで年末みたいな改元の瞬間だった。テレビではカウントダウンが行われていて、神社には初詣を待つ人たちが列を成している。SNSでは年越し蕎麦を食べる人がいて、改元と同時におけましておめでとうの言葉が飛び交う。みんな初めてのことに戸惑いながらも、めでたい雰囲気だけはひしひしと伝わってきた。

かくいう私も、改元の30分程前からリビングへ降り、改元の瞬間をテレビを見て過ごしていた。穏やかな瞬間だった。平成生まれの私は昭和から平成への改元の時を知らないが、母が言うには相当な自粛ムードだったという。それはそうだ。天皇が亡くなったわけだから。おめでたい雰囲気になる訳がない。だから上皇様は凄いことをなされたのだと思う。長年悲しい事柄だった改元を一新されたのだから。

次の改元が何年後のことになるか分からないし、その時に私が生きているかも分からないが、もし生きているとすればまた今回のような穏やかな改元を迎えられたらと思う。また年末のようになるのだろうか。はたまた今とは違う様子になっているのだろうか。楽しみに思えることは素晴らしいことなのだと思う。