「いい人」になりたがる

今日はTRPGの話をしようと思う。

そうだ、ついさっき読んだ記事に触発された。

 

TRPGを始めてかれこれ2年?3年?くらい経った。

CoCから始めて、インセイン、ビギドル、ダブクロ…と手を広げ、未プレイの積みルルブも増えてきた。卓を囲むたびにPCも増えて、死んだキャラも生き返ったキャラも生き続けているキャラも卓が頓挫して宙ぶらりんになったキャラもいる。

それだけ数があると、当然キャラの差別にも困ってくるわけで、普段作らないようなキャラも作り始める。私は基本的にRPしやすいPCを作りがちで、そうなると明るめでよく話すキャラが多くなる。なのでその逆の、無口で陰険で他人のことを見下すようなキャラをたまには作ろうとするのだがこれがうまくいかない。そういうキャラを作っても、中の人の性格が邪魔をしてどうしてもなんだかんだいい奴になってしまう。NPCを見捨てることができない。

その結果、うちにはツンケンしつつもなんだかんだ最後には手を差し伸べてくれるツンデレくんが増えた。こんなつもりではなかったのに…。

以前よく卓を囲んだ友人からは、お前のPCは少年漫画のキャラクターのようだと言われたことがある。なかなかに的を射た表現だなと思っている。

 

まあとにかく「悪人」になれない。(なることがあるとすればそれはGM側の時くらいだ。PCとPLを恐怖に突き落とす時のひさめは悪い顔をしている。)

たまには、自分個人の生存だけを貪欲に考える、血も涙もないやつを作ってみたいと思う。けれど、無理なのだ。中の人はどうしても伸ばされた手は握りたくなるし、傷ついた仲間は捨て置けない。幅は狭くなるけれど、自分の信念を曲げてまでやることもないし。

 

こちゃこちゃと言ったけど、結局のところなるもんは仕方ない。私はどうしてもPCをいいやつにしがちだし、そういう物語の方が見たくなってしまうのだ。だからみんなも自分の好きなようにしたらいいと思う!私はPCにPLの考えとか信念とかが透けて見えるのって結構好きだよ!