ポケモン赤緑の話

ポケモン赤緑の話をさせてくれ

いや、正確には青とかピカ版とか金銀HGSSとかも含むが、ややこしいのでここでは便宜上赤緑とする。いいね?

 

赤緑が好きだ。赤緑のストーリーが好きだ。

主人公(レッド)とライバル(グリーン)の物語が好きだ。

 

世代的にぼくのフォロワーには赤緑を知っている人も多いだろうが、ストーリーを説明しながらこの物語の良さを語ろうと思う。

 

ポケモン赤緑カントー地方の田舎町、マサラタウンから始まる。主人公のレッドとライバルのグリーンは幼馴染で、家も隣。(もっとも、マサラタウンの民家は研究所を除いた二軒しかないが)

グリーンは言ってしまえばいじめっ子気質で、赤緑青では主人公の後にポケモンを選ぶことで有利属性を獲得し、ピカ版では主人公が欲しがっていたイーブイを横取りする。

また自信家で、旅の途中で会った際には嫌味や自慢話を度々繰り出し、エラそうな印象を受ける。

一方レッドは無口なようで、作中でも度々「無口」という評価を受ける。彼のセリフは「モノマネむすめ」という人の真似が大好きな女の子がレッドの真似をしたものでしか聞くことができず、それ以外のセリフはすべて「…」のみである。

こうしたことから、マサラタウンでの彼らにおいて力関係は常にグリーンが上であり、先を行くグリーンを追いかけるレッドという構図が読み取れる。本編ストーリーもそれを表すようにグリーンは常にレッドの先を行き、ジムのにんていトレーナー欄は必ずグリーンの名前が上にくる。

 

そうして冒険を続け、四天王と言われるカントー地方最強の4人を倒した時、レッドは言われるわけだ。まだこれで終わりではないと。

促されて開けた扉の先には、見知ったグリーンの姿があって、こう言われる。

 

よおーッ!レッド!

レッドもきたか!
……はッはッうれしいぜ!

ライバルのおまえがよわいと

はりあいないからな!

おれはずかんあつめながら

かんぺきなポケモンをさがした!

いろんなタイプのポケモン

かちまくるようなコンビネーションをさがした!

……そしていま!

おれはポケモンリーグのちょうてんにいる!

レッド!

このいみがわかるか?

…… …… ……
……わかった!おしえてやる!

このおれさまが!

せかいでいちばん!

つよいってことなんだよ!

 

いやお前カッコいいかよ。

めちゃめちゃ熱いこの展開、嫌いな人がいるだろうか。いやいない。

ポケモン今まで何作も出てるけど、個人的にはやっぱりこの展開がナンバーワンだと思ってる。みんな赤緑青ピカチュウをやってくれ。ピカブイもいいぞ。

 

 

ちなみにこれは余談だが、この後グリーンはレッドに負けるわけだ。ポケモン世界では、四天王を倒した人はチャンピオンとして君臨するらしいのだが、レッド、いやレッドさんはなんとこの後山籠りする。

詳しいことは作中では語られないのだが、彼が向かったのはシロガネやまと呼ばれる山で、チャンピオンを倒さないと入山許可が下りないくらい厳しい場所なので、おそらくは強さを求めてのことなのだろうか。

そうして権力を捨てて山籠りしたレッドに対して、グリーンはマサラタウンからほど近いトキワシティのジムリーダーとなる。グレンタウンでの台詞からしてレッドの居場所を知っており、アローラでは山から下りてきたらしいレッドと観光に来る。いや、仲良しか。仲良しだな知ってた。

 

とにかく赤緑のストーリーは王道素晴らしいと言う話。

あと、ピカブイでしかグリーンを見てない人は赤緑をやるとグリーンが子供で微笑ましいよと言う話。

 

ボンジュールは使いこなすのに、さよならはバイビーなのよね。